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老後に備えるなら賃貸より持ち家がおすすめ

住宅のトレンド

持ち家と賃貸ではどちらが良いか、という疑問を持つ方があります。賃貸暮らしをしていると家賃の支払いに苦労することが多いため、マイホームに憧れを抱くものですが、実際は家の購入にも住宅ローンの支払いが伴います。しかし、完済すればその後は家賃を支払わずに住み続けることができるため、長い目で見れば持ち家のほうが金銭的な面ではお得と言えます。

家の購入は老後への影響大

リビングで談笑するシニア夫婦

2020年、改正された高年齢者雇用安定法では、70歳までの就業機会を確保することが企業の努力義務とされています。そのため、高齢者であっても70歳までは安定した収入を得やすい環境になっています。しかし、絶対ではありません。企業の都合により、70歳になるまでに仕事をやめなければならない方もいるでしょう。また、企業とは関係なく、体力や知力の衰えによって働き続けることが困難だと感じることもあるかもしれません。いずれにしても、仕事をやめた場合は年金で生活しなければなりません。厚生労働省によると、支給される年金の金額は国民年金で月約6万5千円、厚生年金で約14万5千円です。2種類の年金をあわせても約21万円で、多くの方にとっては、働くよりも収入が減ることになります。働いていた頃と同じ家賃を支払い続けるのは厳しいでしょう。

持ち家ならば、仕事をしている間にローンを完済することで、仕事をやめた後の金銭面の負担が減り、余裕のある生活をしやすくなります。仕事をしている時期のローンの支払いと、年金で生活している時期の家賃の支払いでは後者のほうが大きな負担になりやすいため、早めに家を購入してローンを完済しておくことが勧められます。また持ち家ならば万が一お金に困った場合、売却することで収入を得られます。賃貸と異なり、自分の資産になる点も大きなメリットです。

建売住宅と注文住宅、買うならどっち?

郊外の住宅地

ひとくちに持ち家と言っても、家の購入にかかる費用は建売住宅か注文住宅によって変わります。建売住宅とは、すでに建築が完了している物件、または建築途中の物件を指します。一方、注文住宅は発注された後に建築が開始される物件を指します。立地や間取りにもよるものの、基本的には注文住宅よりも建売住宅のほうが安価な値段で販売されています。老後のためを考えて家を購入しておきたい方に向いています。

そうは言っても、家自体の住みやすさも度外視できません。おそらく一生を過ごすことになる家は費用だけではなく、性能にも注目して慎重に決めましょう。間取りや外観、内装はもちろん、構造や設備は生活の快適さに大きく関わります。販売している会社ごとに特徴が異なるため、まずはホームページなどを見て、複数の会社が販売している家を比較しましょう。例えば、福井県にある株式会社フレアの販売している建売住宅は、ホームページを見ると最近人気のある太陽光パネルが付いた家が多いと分かります。電化製品の使用によって発生する電気代は、積み重ねると大きな金額になるため、光熱費を抑えたい方におすすめです。